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(転載)ANKER という新サービスで ITmedia に取材していただきました

※以下は本館ブログからの2011年9月21日の記事からの転載です


 

自分がプロダクト責任者兼、ディレクターとしてプロジェクトの全体に関わってきた、ライブドアの新サイト「ANKER」が9/1にリリースされました。(オープンベータ版は7/28から公開)

top
ANKER - 日本の未来から思い出のアニメまで
http://anker.to/


そして、先日ITメディアさんから取材をしていただいた記事が16日より公開されております。

itmedia
Facebookプラットフォームをどう活用するか――“マジレス”投稿サイト「ANKER」の狙い (1/2) - ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1109/16/news010.html

取材では1時間半くらいみっちり、サービスを使うだけでは到底わからないような、ANKERのなりたちや、設計上でのコンセプトなどについて聞いていただきましたが、実際の記事では2ページという(これでも)コンパクトなボリュームに(小難しいお話を)過不足なくまとめていただきました。さすがプロのお仕事ですね。
ITメディアさんありがとうございました!

しかし、世の中的には反響の少ない結果になってしまって心苦しいです。。
それでも最初にANKERに興味を持っていただいたメディアとして大変感謝しております。





さて、「ANKERとはいったい何がしたいサービスなんだ」とか「ライブドアの真意はどこに!?」なんていう勘ぐりの回答は、ITメディアの記事で包み欠かさず包含していただきましたので、このブログ記事では、取材では話す優先順位からもれてしまったことや、サイトを1ヶ月動かしてみて個人的に感じたことを3つほど補足しておきたいと思います。


日本のネットユーザーのFacebookの利用方法について

ninja
ninja / R'eyes

得体の知れない新しいサービスを使ってみるため(の捨てアカ)だと思われるものを差し引いたとしても、実生活と結びつかない別アカウント(偽名・友達少ない)などでFacebook(≒ANKER)を使っている人は、思っていた以上にいるものなんだなーと感じました。
Facebook が合わない人は使っていなのかと思っていました)
ANKER的にはそこはFacebook任せなので、どうと言うわけでもなく参加しているユーザーが楽しみながら意味のある投稿をしてくれればそれでいいわけですが、その点は発見でした。


Facebookページの自動生成とインタレストグラフ

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ANKERでとあるトピック(例:「いよいよ秒読み段階に!? iPhone5(iOS5)のココに期待しているその理由」)に投稿している、いいね!しているというのは、Facebookプロフィールの「好きな活動と趣味・関心」に紐づけられていると言うことになります。トピックごとにFacebookページが生成されているので、粒度や精度はてんでバラバラですが、この興味のデータがFacebookプラットフォームに蓄積されていることは事実です。いろいろとアイデアはあるのですが、とりあえず現状のANKERではトピックの更新情報をFacebookニュースフィードに通知して再来訪を促すリテンション機能に活用しています。


効果テキメン Facebook広告

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ANKERの目標は、ユーザー数を「自然に増やしていく」こと。今後も大々的なプロモーションは行わず、ソーシャルメディア上でのシェアや、Facebookプラットフォームに特化した広告(Facebook広告)などを通じてユーザー数を増やしていく考えだ。


取材記事の中ではこんな感じでさらっと触れていただきましたが、Facebook広告はいろいろと試しています。ANKERの場合はユーザーによってトピックとアンカー、そしていいね!された履歴がどんどん貯まっていきますので従来の特定のURLやFacebookページに誘導するFacebook広告よりも、ドメイン全体のページを対象とした「sponsored story」広告が抜群の相性とメンテナンスフリー性をみせており、驚いています。



・・・などなど、記事でも書かれているように Open Graph Protocol やFacebookコネクト・インサイト、Facebook広告などについて、実際の数値や運営してみてわかった感覚値などについては、隠すことはほとんどないので、アウトプットして行きたいと思っています。

ただ、日々の業務に忙殺されるとついつい後回しになってしまいそうなので、ご興味のある方がいらっしゃれば、会社のほうに(知り合いの方は直接でも)お声掛けいただければと思います。



 

おまけ

■一緒に取材を受けた同僚の oklahomer 氏はこの日の取材にあえて一張羅の「網走刑務所~無罪放免~」Tシャツで臨む気合だったのですが、うまく両手で隠れているカットが採用されてがっかりしていました。

■一方で無駄な若作りで抵抗をしている僕のほうは、同時期にリクルートのMashupAwards7のセミナーのレポート記事でに掲載されていた写真があまりにもいやらしい感じで写っていたのですが、これはリクルートのカメラマンが自分のお世話になった先輩だったので、愛のあるチョイスだと思っておりますw